熱中症予防に~トマトのはちみつマリネ~

あんず夏の薬膳レシピ

これから暑くなる夏に、食べてほしい一品です。
夏に活発になる臓器は心です。
心は心臓の機能のことを指します。
主に体に栄養や潤いを届かせる働きがあります。

夏は暑さによる発汗で血液や体液を消耗しがち。
(冷たいものの摂り過ぎなどで代謝が落ちた場合は、水分が停滞する場合もあります。)

心はドロドロの血を体に巡らすのに大変な思いをしなければいけません。
心の働きが気血の消耗に追い付かなくなった時、
最悪の場合は、熱中症や血管の詰まりを招いてしまいます。

そういった状態にならないように、
予防的に体に熱がこもるのを防ぐこと、水分を補給すること、
気血の巡りを補ってあげることなどが大切になります。

 

4人分
・ミニトマト   15個くらい(または中玉トマト3玉)
・玉ねぎ 大   1/4個

A
レモン汁   小さじ2
りんご酢   大さじ3
レーズン   20g
はちみつ   大さじ1

パセリ・ミント・青じそなど適宜 刻んでおく

作り方
1.玉ねぎを薄切りにし、しばらく広げて置いておく。
辛みが抜けないときは、水にさらして辛みを抜く。
2.ミニトマトは半分に切り(トマトの時には一口大の大きさに切る)、レーズンは
粗みじんに切っておく。
3.Aの材料を小鍋に入れ、中火で温める。ふちが少し沸く程度。材料がよく混ざれば良い。粗熱を取っておく。   注)沸騰はさせない。
4.玉ねぎとミニトマトをボウルに入れ、3を回しかける。スプーンでざっくりと混ぜ、冷蔵庫で1~2時間程度味をなじませる。途中何度か混ぜる。 (早くなじませたい時は、トマトの皮は湯むきしておくとよい。)
5.器に盛りつけ、刻んだパセリ等をのせる。

レシピのポイント!

トマトは心の働きを守ります。余分な熱を取り、体に潤いを生みます。
レーズンは補血によく、玉ねぎや香味野菜は気血の巡りを良くします。
パセリは貧血予防や疲労回復、ミントは清熱、青じそは冷えすぎを防ぐ効果が期待できます。

いずれも、抗菌作用も高く、気を巡らせる効果が高いのでストレス発散にもなり、
食欲不振に良いとされます。

香味野菜については、頭で考えて効果効能に厳密に従うのも良いですが、その時の気分でお好きなものを使ってみるのも良いでしょう。頭で考えるよりも、心(自分のセンサー)が教えてくれることの方が当たっていることもありますよ。

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