穀雨と土用

コラム
こんにちは。
こころとからだをつなぐ
国際薬膳師あんずです。
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今日は、薬膳料理教室のテキストから少し抜粋(*^_^*)
土用って夏の土用だけじゃないんですよ~~~(*’▽’)
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4月20日、穀雨を迎えます。二十四節気では穀雨は、立夏の一つ前の季節。まだまだ春のような気がしますが、暦の上では5月5日から夏を迎えるのです。
そして、この時期は春の土用にもなります。土用入りは4月17日でした。土用の期間は季節の変わり目、つまり立春・立夏・立秋・立冬の前、約18日間の事を指します。一般的には夏の土用が有名です。
この時期は調整期間です。来るべき暑い夏に備えて体を調えます。土用に対応するのは、「脾・胃」。脾臓と胃です。
この二つが並んだ時には消化器官・機能と考えてもいいので、胃腸をいたわる、負担をかけないようにすることが大切になります。薬膳の食材には消化を助けたり、胃腸をケアしたりする食材があるのでそういった食材を優先的に摂ると良いでしょう。
しかし、それよりも大事なことは、「よく噛んで食べる」ということです。噛むということは、唾液がしっかり出て、その刺激で胃液、その他の消化液がしっかりと出てくるということです。また、食べたものも細かく砕かれ胃や腸に負担が少なくなります。
なかなか忙しい現代で時間をかけて食べる難しさはありますが、土用のこの時期にはぜひ意識してほしい習慣です。