よもぎ摘みとアーシングティ―☆タイム②

こんにちは。
こころとからだをつなぐ
国際薬膳師あんずです。
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いやぁ、先ほど
「こんにちは」を
「じbっぶつわ」
と打ってしまっていました(*_*)
しかも3回も。何事が起きたかわからずに、
3回目打ち直したのち
おかしい!壊れた!と、一人あたふた。
そして判明した。
右手がひとつぶん左にずれてタイピングしただけという
悲しい結末(´;ω;`)ウッ…
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(乾燥2日目)
さて、前回よもぎ摘みの話をしていたのですが、
よもぎの説明まで至らず!!!!
今回はよもぎ=艾葉の解説をしていきますね。
私がわざわざ育ててしまうほどの「よもぎ」とは何ぞやって話ですね(^^)/
よもぎは艾葉(ガイヨウ)と呼ばれる生薬の一種です。
効能は温経止血。冷えからくる生理時の出血・生理通などに良いとされています。
この出血ってのが、血がどわーっと出る場合もあるでしょうが、だらだらだらだら
続く状態も指します。
よもぎは血流を良くしておなかを温めてくれます。結果、出血が止まります。
冷えからくる生理痛や腹痛などにも良いです。
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以上が、一般的な艾葉の説明になります。
が、ここからが、私の考察になります。
私、納得できなかったのですよね。この説明で。
だって、
「血流が良くなったら、もっと出血しちゃうんじゃないの!?」
って思ったから。
そこで中医学理論をおさらいしました。
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中医学では、気と血は一緒にめぐるという考えがあります。
血がめぐれば気もめぐる。
気もめぐれば血もめぐる。
基本的にはそうです。
では、冷えからくる出血というのはどういう状態か。
温煦作用(温める作用)は、気の働きです。
つまり、冷えているということは気が足りていない血が流れ続けているわけです。
気の働きには「とどめておく」という作用もあります。
つまり、気が足りていない血はとどまる力が足りていない血。
子宮の筋肉にも気を含む血が流れてきていない(血の滞りがある)とも考えられます。
元気がないと働くこともできませんよね。
そこに艾葉の、温めて血流を良くするという働きが加わるとどうなるでしょうか。
ちなみに艾葉が働きかける臓器は「肝・脾・腎」
これは位置的には胸下から下腹部にかけてということです。
肝は特に生理にかかわりが深く、中医学では腎は腎臓だけでなく生殖器も含みます。
これらの臓器(下腹)を温め血流を良くし、「気が乗った状態」の血が子宮にしっかり到達する。
このことで、出血が止まると考えています。
ちなみにちゃんと気血が巡っていないと痛みが出ることがあります(瘀血・血の滞りがある状態)。
その場合、生理痛の原因ともなるでしょう。
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「子宮に元気な血を送る」
これって、出血していなくても十分応用できる考え方だと思っていて、
生理不順や下腹部の冷えが強い時は、お茶などでよくよもぎを摂取しています。
よもぎもちやよもぎだんごも良く食べます。
いくつかの生薬と煎じますが、おかげで以前はあったPMSや経血が黒っぽかったり
レバー状の塊が出る(これは瘀血の代表的な症状)ような症状はなくなりました。あくまで私の場合ですよ。
でも冷えがあって生理にお悩みがある方は試していただく価値のある生薬かと思います。
今のところ私は、こんなに女性に優しい生薬はない!と思っています。
やっぱり雑草生薬LOVE!