気を巡らせて血を補う!新玉ねぎのサラダ

ポカポカとあたたかな日差しが降り注ぐ春。
気持ちがいいですね。
中医薬膳的には体感的な温かさを感じる少し前の、立春から春の養生が始まります。
立春を過ぎたら冬の間に寒さで縮こまっていた体を伸ばす準備を始めて、不調のない体づくりをしていきましょう。
春のキーワードは「伸びる」
春のキーワードは「伸びる」
発生させる、生長させる、目覚めるイメージです。
植物が種に栄養を蓄えて春になったら芽吹くように、人間の体も冬の間に精気を蓄えていました。たっぷりと蓄えた精気をもとに心身を十分に伸ばしてあげましょう。
いきなりでなくて十分、食べ物や体の使い方に気を付け、少しづつ体を目覚めさせていくのです。(春の養生)
春の薬膳レシピ~新玉ねぎのサラダ~
春に美味しい新玉ねぎを使ったレシピ。玉ねぎが気を巡らせ、ピーナッツ・卵が血を補う働きをします。ベビーリーフの苦みは肝に働きます(五臓六腑と陰陽五行説)。塩は使用するものによって味が変わってきますのでレシピより少なめに入れて、水分が出た後に味を調整してください。
<4人分>
新玉ねぎ 1個
塩小さじ 1/2程度
ピーナッツ 20粒程度
卵 2個
ベビーリーフ 適宜
オリーブオイル 適宜
①新玉ねぎを薄切りにする。(辛みがある場合は、短時間水にさらす)
②塩をふりかけしんなりするまで置いておく。
③ピーナッツは赤い薄皮が付いたまま使用。包丁で荒くざく切りにしておく。
④卵は茹でて半分に切っておく。
⑤玉ねぎにオリーブオイルをかけ和える。
⑥ベビーリーフを洗い、皿に盛る。
⑦玉ねぎ、ゆで卵を盛り、ピーナッツを上からかける。
春の養生のコツ!
人間の体を構成する大切な要素は「気・血・水」。
「気」は体のエネルギー的な部分で、活力や体を邪気(病気)から守る免疫機能のことなどを言います。
「血」は体に栄養を運ぶ血液の事。
「水」は血液以外の体の体液のことを指し、これらが、過不足なくしっかりと体を巡っていることが良いとされています。
陰陽五行説では春に対応する臓器は肝。肝の養生をすることがすなわち春の養生につながります。肝の養生は「気」をしっかりと巡らせることと「血」を補うことが大切なポイントとなります。